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LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略

投稿日:11月 14, 2019 更新日:

はじめに

 

これはもう、それはそれは良書です。オススメ。人生、働き方の常識が変わります。

 

生涯を通じて「変身」を続ける覚悟を持たなくてはならない

自分とは全く違うロールモデルを見つけ、新しい生き方の選択肢を知る

 

人生のマルチステージ化

 

これまでは、

①教育
②仕事
③引退

というステージが一般的でしたが、寿命が延びた現代社会では、
仕事のステージが複数に分裂し、

・金銭を重視した働き方
・家庭を重視した働き方
・社会貢献を重視した働き方

など複数の選択肢持てるようになり、
ただ、働くか辞めるかという二者択一を強いられなくなるそうです。

未だに終身雇用にしがみつこうとしている労働者が社会問題になってますけどね。。。

 

レクリエーションからリ・レクリエーション

 

新しいライフスタイルを築くための投資、
新しいスキルを身に付けるための投資が必要だ。

寿命が延びて人生の時間が多くなれば、投資に費やせる時間も増える。
これまで、こうした投資は人生の最初のライフステージ、
つまりフルタイムで教育を受ける時期に集中して実施されていた。
しかし、人生がマルチステージ化すれば、生涯を通して投資が行われる。
従来は余暇時間とみなされていた時間もそのために用いられるようになる。

 

つまりは消費とレクリエーション(娯楽)の比重を減らして、
投資とリ・レクリエーション(学習・自己研鑽)の
比重を増やす必要があるということです。

これに既に気付いていて、年齢に関係なく
とんでもないスピードで成長する人がたくさんいますよね。

これからは学校教育 = 投資とリ・レクリエーション(再創造)の練習
考えなければいけないと私は思います。

大学卒業 = 勉強終了 と思ってたら大間違いということです。

 

選択肢をもっておくことの価値が増す

 

人生が長くなれば、変化を経験する機会が増えるので、
選択肢をもっておくことがいっそう重要になる。
これからの世代は、結婚や子づくり、
住宅や自動車の購入をどんどん先送りにしていく。
こうして、選択肢を残そうとしているのだ。

 

これは日本の場合、ちょっと違いますかね。。。

実際に選択肢を残そうという意図がある人はほんの一握りで、
ほとんどの人が経済的に余裕がないだけだと思います。
ただ、選択肢がまだ残っているとポジティブに捉えることができるのは
良いことかもしれません。

 

100年時代

 

2007年生まれの子どもの半数が107歳より長く生きると予想される

 

毎年の世界1位の平均寿命(ベストプラクティス平均寿命)は
10年ごとに2~3年ペースの増加で推移しており、
1850年には50歳であった平均寿命が、2000年には85歳まで上昇、
このペースは現在も減衰する気配はない とのこと。。。

 

1990年代生まれの人の老後の資金

 

最終所得の50%の生活資金を確保するには、勤労期間に毎年所得の25%を貯蓄しなくてはならない。

 

無理ですね。

公的年金が賦課方式の日本は少子高齢化で事実上、破綻してますし、
発展途上 and 積立方式の国に行くのが最も賢いやり方かもしれない。。。
仮に貯蓄割合(毎年所得の10%)で勤労期間を引き延ばす選択肢を取った場合、

日本の一般的な収入モデルであれば、80代まで働き続ける必要があるそうです。

なんとなくで覚悟はしていましたけど、具体的な数字と合わせて見ると酷いもんですね。

 

気が滅入る未来図に思えるだろう。
しかし、そう感じるのは、未来を過去の延長で考え、
3ステージの生き方に沿って長い勤労生活をおくるものと決めつけているからだ

 

おっと、どうやら救いの手はあるようです。

 

雇用が空洞化する

 

労働を低スキル、中スキル、高スキルに分類して話が進みます。

テクノロジーは中スキルの労働者を「代替」するだけでなく、
高スキルの労働者を「補完」してきた。

ソフトウェアやコンピュータは
高教育、高技術の働き手を補完する役割を果たせる。
その結果、テクノロジーは中スキルの働き手の職を奪う一方で、
高スキルの働き手の生産性を高め、所得を引き上げてきた。
また、所得が上昇した高スキル層のニーズに後押しされて、
サービス産業で需要が高まり、
この種の産業で働く低スキルの労働者の雇用も増えた。
以上のような要因が相まって、
労働者市場で中程度の雇用の空洞化が進んでいるのだ。

 

なるほど、、、

ちなみにここでいう中スキルの労働は、
銀行の窓口や工場の組み立てラインなどの定型的な職のことを言うらしいです。
低スキル = サービス産業 のような定型的ではないが代替可能な職種の模様です。

 

コンピュータの処理能力が高まれば高まるほど、雇用の空洞化は加速する。
高スキルの労働者も、テクノロジーに補完されるのではなく、代替されはじめる

 

実際に2000年を境に減少に転じているそうです。
ただし、もうすでに、
雇用増加による労働力需要の増加→労働力補充のための労働力需要の増加
に切り替わっているので心配すべきなのは、
いかにして自分の雇用を守るのかではなく、テクノロジーでいかにして雇用を補い
生産性をキープするかにかかっているのではないかと私は思います。

 

人間にしかできないこと

 

・複雑な問題解決に関わる能力
(専門知識、帰納的推論の能力、コミュニケーションスキル)

・対人関係と状況適応の能力

 

テクノロジーの進歩によって消滅しない職

 

・人間が「絶対優位」をもっている仕事
→ロボットや人工知能より優れた課題処理能力をもった仕事

創造性、共感、問題解決、細かい身体的作業においては
現時点で人間が絶対優位をもっているそうです。

・人間が「比較優位」をもっている仕事
→絶対優位を奪われながらも、分野としては人間に優位性が残された仕事

 

無形の資産

 

資産には有形、無形がある

・生産性資産 → スキル 知識 人脈など
・活力資産  → 肉体、精神の健康、幸福
・変身資産  → 多態性、自己分析、アクティビティー 

 

周りの人の重要性

 

【実験】
アナリスト1000人を別々の投資銀行に移籍
→その後の成績を観測

【結果】

成績が落ち込み長期に渡り回復しない傾向あり。。。

個人の知識が生産性と成果に転換される過程は、
会社が持っている資源や組織文化などの、
その会社に特有の要素の影響を強く受ける。

 

別の結果としてチームメンバーと一緒に移籍したケースでは
成績はキープ、もしくは向上したらしいです。

このように仕事をする上で構築した信頼関係を

「職業上の社会関係資本」

 

著者は呼んでいます。

 

 

★変身資産をざっくり言うと?

人生の途中で変化と新しいステージへの移行を成功させる意思と能力

 

★どのようにしてその能力を高めるのか?

自分のことをよく理解し、よく学ぶためには、ほかの人たちに意見を求め、
寄せられた意見について内省することが有効

 

★なぜ必要か?

人生の物語が一貫性をたもつためには、
継続性(自分の変わらない要素はなんなのか)と
因果関係(自分に起きたどの出来事が原因で変化が起きたのか)の
両方の要素が欠かせない

これ、自分なりの解釈なんですけど、
やりたいこと、なりたい自分がわからないうちは変身資産を築くことは不可能で、
その見つけ方は人との思想や価値観の差分を知ることなんじゃないかと思います。

本でも良いですし、直接会っても良いですし、
とにかくたくさんの考え方に触れることで
自分がどんな人間か深くわかるようになると思います。

 

多様性に富んだネットワーク

 

移行を遂げるときはどうしても交際範囲が変わらざるを得ない。
具体的には、ロールモデルになり、意気投合できる人物、
自分と同様の移行を経験した人物を探すことになる

古い友達の一部と疎遠になることは避けられない。
あなたがいままでどおりで変わらないことに
最も多くの投資をしている人間だからだ

 

ここまで綺麗かつ端的に言語化した
“人的ネットワークの いろは”は初めて見たかもしれない。感動。

 

今後の大転職時代には大規模で多様性に富んだ人的ネットワークが必要

 

・目指すロールモデルを見つけやすい
・新しい情報は緊密な関係にない知人から得られやすい
 (親しい友人グループの情報には重複が生まれやすいから)

 

 

新しい時代において追加される人生のステージ

 

エクスプローラー

★世界がどのように動いているか、
 そして自分がなにをすることを好み、何が得意かを発見していく。

自分を日常の生活と行動から切り離すことから始まる。望ましいのは関わりを持つこと。
目的地は決まっていて、その手段は明確ではない状態らしい。

 

インディペンデント・プロデューサー

★簡単に言えば起業家やフリーランスのこと。
   ただし、自分の職を生み出す人であって永続的な企業作りを望んでいない。

近代の若年層のインディペンデント・プロデューサーは知的財産を公開し、
シェアを重んじている。

 

評判を確立し、それを上手に見せる。
この時期に獲得する評判は、将来に経験するステージで貴重な無形の資産となる。
手がけた仕事をまとめたウェブサイト、ハッカソン優勝歴、
自分の活動に関するツイッターの投稿、
制作したユーチューブのチャンネルなどは全て、

アイデアと能力を宣伝する手段になりうる

 

ポートフォリオ・ワーカー

★異なる種類の活動を同時におこなう

 

ロールモデルをみつけ社外の多様なネットワークに変えていく

業種を移っても活用できて
評価されやすいスキルと評判を身につけなくてはならない

 

感想

 

本当に良書でした。
これからさらに厳しい時代に突入するのでしっかりと準備したいと思います。

 

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